ネットビジネスについて毎日考えるためのブログ

毎日1本 ネットビジネスについて考えるためのブログです。特に動画だけにこだわっていませんが、特にテレビ対ネットは一番わかりやすい構図なのでこれをURLに入れてみました。

Abemaは成功できるか?世界初のネット無料広告モデル その①

Abemaが成功できるかどうか?というのは日本だけではなく

世界中から注目を集めているものであろう。

というのも、このモデルが世界初のネット無料広告モデルへの

チャレンジだからだ。

 

 

 

え!アメリカではもうネット同時再配信がバンバンやられていて

無料広告モデルが成立しているんじゃないの?

という人もいると思うが、ようやくYoutubeが黒字を出すか出さないか?

という状態で、アメリカの3大放送局(現在はFox を入れて4大ネットワーク)

NBC, ABC, CBS, Foxがあるが、これらの企業は確かにネット配信をやっており

ネットでの広告でもうけてはいるが、完全なる無料広告モデルではない。

 

 

もしかしたら日本のビジネスマンも勘違いしている人がいるとは思うが、

アメリカの放送局がやっている広告モデルというのは、ケーブルテレビと

TV Everywhereという考え方が前提にある。

 

 

日本はケーブルテレビよりも放送波でテレビを見るのが主流なので

イメージがつかないと思うがアメリカはケーブルテレビが主流で

言ってみればWOWOWやスカパーのように見たい番組を契約して

月々100ドル支払うというモデルがテレビ局のモデルだ。

 

 

アメリカの放送局のネット配信は

”契約しているユーザーに対しては、ケーブルテレビのコンテンツも

 もうネットでも見れるようにするよ。だから解約しないでね。

ただ無料で見せ続けるにはお金がかかるから、1時間に6回は広告入れるから

 でも追加で100ドル払ってくれたら広告出さないで見えるよ”

というモデルなのでAbemaとはちょっと違う。

 

 

日本には、放送局公式の見逃し配信サービスでTVerがあるが

これも確かに広告モデルではあるが、純粋にTVerで放送局が広告で稼いでいる

売上げと同等のものを稼ごうなんて思っていないと思う。

TVerの目的はテレビ離れといわれている10,20,30代の若いユーザーへの

リーチを広げて、テレビの面白さを広げ、最終的にテレビに帰ってきてもらう

ということを狙っているアプリである。

 

 結局テレビか。

 

という人もいるかも知れないが、私からすると、このTverのビジネスモデル

というのは世界の中でもとても優れたネットとテレビのお付き合いのかたちだと

いえる。このTverの仕組みを世界のネット配信モデルを知ったかぶりして

ディスっている人がいるとするとそうとうおばかだと思う。

 

というわけでTverも完全に無料広告モデルではない。

アメリカでも日本でもヨーロッパでも完全無料広告モデルで成功している

ネット配信サービスは現在無い。 

 

さて本題のAbemaが成功できるか?という点についてだが、

まず何をもって成功か?というところからはじめる必要があるだろう。

 

Abemaの売上げ目標は

tarisaa.hatenablog.com

という記事があった。

Abemaは日本では確かにコンペがいない、無料動画配信モデルの絶対的なポジションを

築いてているし300億という売り上げ目標は達成可能に見えて中々遠い。

 

 

国内の動画配信サービスで最大手はDtvである。

japan.cnet.com

 

Dtvが月額500円だから、500万人の会員ということで

Dtvの売上げが300億円程度になる。

次がHuluだがHuluが150万人程度なので、

Abemaが目指しているのはビジネスモデルは違えど、Dtvということになる。

 

 

国内の動画配信サービスは様々あるが、アダルトを扱っていないで

成功している唯一のモデルがdtvで、Abemaもアダルトを扱ってはいないので

Dtvと同等規模の有料会員を持るか、300億を作るか?という話になるのだが

Dtvは

a)・Docomoという日本人にもっとも適する課金システム

b)・安心、安全のNTTというブランドがあった上の全国の販売網

c)・版権処理のプロであるAvex

という3つの要因があって成功したサービスなので、これは他社にはまねできない。

特にb)は放送局であってもまねできないので、本当に独特のサービスといえると思う。

 

 

というわけでAbemaが月額のサブスクリプションモデルで成功することは

Docomoと同じことをしなくてはいけなくなるので、これはおそらくAbema

自体も同じことをできるとは考えていないだろう。

 

 

そうすると広告モデルで数百億を稼げるか?という話になるのだが

実はアメリカでは結構前にこのチャレンジがあった。

今やめているというだけで、2011年にHuluが無料広告モデルにチャレンジしている。

 

引用すると

markezine.jp

 

調査会社comScoreがレポートした2011年2月のデータによると、Huluはアメリカで9番目に利用されている動画サイト。ユニークユーザー数は約2700万人とされている。

 視聴者数だけを見ればそれほど大したことはないサイトなのだが、注目すべきは動画広告の視聴数。Huluでは2月中に動画広告が約11億3100万回も再生されている。時間に換算すると約4億5400万分。アメリカで流れる動画広告全体の再生回数が約38億3000万回ということだから、Huluでそのうちの29.5%が再生されたことになる。

 

これが2011年のHuluの無料広告についての記事だが、Huluはその後、広告モデルを

(ほぼ)あきらめて、月額課金に走るのだが、この記事のポイントは

ユニークユーザー数が2700万人いて、かつネット広告がさかんなアメリカで

無料広告が成立しなかったことを書いているわけだ。

 

 

 

※本日はここまで!どうやれば成功するのか?はまた次回書きます!